ボンバルディア・コマーシャル・エアクラフトは10月2日、カナダ東部のニューファンドランド・ラブラドール州政府に、消防飛行艇のボンバルディア415型機2機の納入を完了したと発表した。
水陸両用機のボンバルディア415はニューファンドランド・ラブラドール州で発生する森林火災の空中消防活動に用いられる。同州は北大西洋に面し、数多くの湖と到達困難地域が存在する。水面を高速で飛行できる消防飛行艇は、12秒で6000リットル以上を取水し、飛行場に戻ることなく、火災現場に何度も水と泡消火薬剤を投下できる。
ボンバルディアとニューファンドランド・ラブラドール州政府は1987年、ボンバルディア415の前任機、CL-215の購入契約を結び、2010年のボンバルディア415購入を経て、現在に至る。2日現在、ボンバルディアの消防飛行艇160機以上が世界中で使用されている。