ST、テレマティクスに特化した新プロセッサファミリーを発表

自動車 ビジネス 国内マーケット
ST Telemaco2
ST Telemaco2 全 1 枚 拡大写真

STマイクロエレクトロニクスは、自動車のテレマティクスおよびコネクティビティ・アプリケーション向けの新アプリケーション・プロセッサ・ファミリ「Telemaco2」を発表した。

Telemaco2は、自動車の安全性、快適性、燃料効率につながるテレマティクス・システム向けに特化した車載用プロセッサ。Linuxプログラミングに対応しているほか、高い拡張性および小型サイズを特徴としている。Telemaco2を採用したソリューションは、事故時の緊急通報システム、自動車からクラウドへの継続的な接続、自動車の遠隔診断、道路トポロジ処理などのアプリケーションに対応する。

これまで車載テレマティクス機器に使用されてきたプロセッサは、これらの用途向けに特化した設計ではなかったため、必要以上に多くの機能ならびにシリコン面積を有していた。必要なIPブロックのみで構成されるTelemaco2は、2G/3G/LTEなどのモデム技術からの分離や、多様なLinuxオープンソース・ソフトウェア・コンポーネントの使用により、最先端の車載テレマティクス機器の開発・製造にかかるコストを最小限に抑えることができる。

現在、Telemaco2ファミリは、4品種(STA1074、STA1078、STA1079、STA1088)で構成。各品種は異なる機能を搭載しており、コスト効率と拡張性に優れたテレマティクス機器の実現に貢献する。全品種がサンプル出荷中で、2015年12月に量産開始の予定。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. 自動車業界の“夢と現実” 日産、今期2750億円営業赤字見通し、トヨタは42車種128万台リコール[新聞ウォッチ]
  5. 3輪電動モビリティ「Raptor」、新デザインモデル初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る