VW パサート 米国改良モデル、ディーゼル価格の発表を見送り
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フォルクスワーゲンオブアメリカは9月21日、2016年モデルとなる改良新型パサートを発表。この際、2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」搭載車を継続設定すると発表していた。
ところがその後、TDIエンジンに関して、排ガス試験での違法なソフトウェアを使った世界規模での不正が発覚。改良新型パサートに継続設定されるTDIの動向が注目されていた。
10月19日のフォルクスワーゲンオブアメリカの発表では、改良新型パサートのTDIについて、価格公表は見送られた。同社は10月8日、米当局に提出していた2016年モデルの認証申請を取り下げたことを明らかに。ディーゼル不正を受けて、フォルクスワーゲングループ車に対する認証手続きを、米当局が厳格化したためと見られる。
2016年モデルとして、米国市場へ投入される改良新型パサート。現地では、当面、ガソリン車だけのラインナップとなる。
《森脇稔》