【光岡 リューギ ヤマト】“なでしこ”と“ヤマト”の関係

自動車 ニューモデル 新型車
光岡自動車 リューギ ヤマト
光岡自動車 リューギ ヤマト 全 16 枚 拡大写真

光岡自動車が15台限定で発売した『リューギヤマト』は、今年の夏に同じく限定車として発売した光岡『ビュートなでしこ』の対になるクルマであるという。

リューギ初の限定車として発売したリューギヤマト。そのキャッチコピーは“ヤマトダマシイを呼び覚ませ”だ。なぜ大和魂をテーマにしたのか。光岡自動車開発課デザイナーの青木孝憲さんは、「夏に『ビュートなでしこ』という限定車を出しており、これは大和撫子のような女性に乗ってほしいという思いで名付けた。一方リューギヤマトは男性ユーザーのイメージでデザイン。男性のハードボイルドな感じを出したかった」と説明。「つまりなでしこに対して大和魂のヤマトということで、これで物語が成り立っているのだ」という。

青木さんによると、光岡のクルマを複数保有している家庭が多いことから、「例えば『ガリュー』とビュートの組み合わせから、ヤマトとなでしこという組み合わせがガレージに収まってくれると嬉しい」と話す。

また、「我々は芯が通ったものや、色気のあるものなど極端な方向のクルマ作りをしており、全てがマイルドな感じの平均点のようなクルマは作れないし、作りたくない。そのコンセプトに合うことから“ヤマト”を選んだのだ」と述べる。

その考えは内装色にも表れている。今回はヤマトレッドと呼ばれる朱色に近い赤が選ばれた。「ハイブリッドカーでこの配色という、ハードボイルドを感じさせるクルマは世の中にないだろう。そこが、自分たちがやりたかったところなのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. これも未来だ、メルセデスベンツ『アクトロスL』受注開始[詳細画像]
  2. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  3. 【スズキ スイフト 新型試乗】スイフトは、わがままなおねえさんを満足させてくれるのか…岩貞るみこ
  4. フェラーリの新型車、間もなく発表へ…『812スーパーファスト』後継か
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】CMFデザイナーが語る、新グレード「HuNT」にこめた「気軽さ」の表現とは
  6. ホンダ『NSR500』:2ストエンジンの秘密に迫る!!
  7. アウディが開発中、ハイパフォーマンスワゴン『RS5アバント』の姿とは?…4月の新型車スクープまとめ
  8. トヨタ『S-FR』の開発が再始動か?! …令和のヨタハチに注目
  9. 季節の変わり目にエアコンが発する悪臭の正体とは? DIYで解決!~Weeklyメンテナンス~
  10. ポルシェ、全6車種中4モデルを更新へ…2024年内に
ランキングをもっと見る