カタールのネブラス・パワーQSCは、政府系投資会社1マレーシア・デベロップメント(1MDB)が保有する発電事業買収に向けて、中国広核集団(CGN)と提携交渉に入ったと、ブルームバーグが報じた。マレーシア企業連合の強力なライバルとなりそうだという。
売り出されるのは1MDB傘下のエドラ・グローバル・エナジーで、国内5カ所、海外8カ所に発電所を保有している。政府系電力会社のテナガ・ナショナルなど3社が提案を行なったとされるが、消息筋によると、ネブラスはテナガより高い金額をオファーしている模様。対するテナガは、株主への配慮からあまり高値でのオファーに難色を示しているという。