【東京モーターショー15】総合的にユーザーメリットになるように…ダイハツディーベース

自動車 ニューモデル モーターショー
ダイハツ ディーベース
ダイハツ ディーベース 全 16 枚 拡大写真

ダイハツが東京モーターショー15に出展した『ディーベース(D-base)』は、徹底的に空力を追求しつつも、それを現実的なデザインで表現したコンセプトカーである。

空力を追求しつつも、それだけでは終わっていない。「我々が追求したかったのは空力だけが極限まで良いクルマではなく、例えば、タイヤも、幅が狭くて径の大きなタイヤを採用し、燃費に貢献できることを提案している」とは、ダイハツ工業デザイン部デザイン室課長の芝垣登志男さんの弁。

つまり、ディーベースが目指したものは、「空力も当然燃費に貢献するので、そういったことを踏まえて、ユーザーに最適な価格や、使い勝手などクルマトータルとして提案できれば、ダイハツとしての使命が果たせると思っている」と話す。

ディーベースは、空力のデザインを強調したいことから、ちょっとしたモチーフやボディカラーにもこだわった。芝垣さんは、「フロントのヘッドランプからエンブレムを通るラインや、リアのテールランプからテールゲートの下を通るラインによって、飛行機の翼をイメージできるようなデザインを象徴的に採用し、空力を意識したクルマというアピールをしている」と説明。

ボディカラーについても、「特徴的なカラーで、空気みたいにすうっと流れるような、どちらかというと涼しげな印象を与えたかった」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  3. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  4. 30年ぶりの快挙!ランチア『イプシロン ラリー4 HF』、欧州選手権で初勝利
  5. ブラバスがロールスロイスSUVをカスタム! ワイドボディに700馬力の12気筒ターボ搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る