VW グループのCO2問題、優遇税制の恩恵を当局に返還へ

自動車 ビジネス 企業動向
フォルクスワーゲン ポロ欧州仕様
フォルクスワーゲン ポロ欧州仕様 全 2 枚 拡大写真

排ガス中のNOX(窒素酸化物)だけでなく、CO2(二酸化炭素)の排出量でも、実際よりも低く見せる不正を行っていたフォルクスワーゲングループ。同社が優遇税制で受けた恩恵を、当局に返還する意向を示した。

欧州市場では、CO2の排出量が重視されている。CO2の排出量によって自動車の税制が区分され、CO2排出量の低い車両では、税制上の優遇措置が受けられる。

しかし、フォルクスワーゲングループの一部車両では、CO2排出量を実際よりも低く見せる不正を働いていた。そのため、優遇された税金と本来の税金の間の差額が、欧州では問題になっていた。

11月13日、フォルクスワーゲングループは、この問題への対応を発表。「すでに各国の金融・財政当局との間で、対話を開始した」と公表している。

また、該当する車両を保有している顧客に対しては、「CO2問題で生じるあらゆる税金は、直接フォルクスワーゲングループに課せられる。顧客に課せられることはない」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る