【MINI クラブマン 新型】クロスオーバーとの違いは明確

自動車 ニューモデル 新型車
MINI クラブマン
MINI クラブマン 全 8 枚 拡大写真

2代目になったMINI『クラブマン』のターゲットユーザーは、35歳以上で子供がいるファミリーだという。

BMW MINIディビジョンプロダクト・マーケティング マネジャーの岡田信之さんによると、このターゲットとなる属性は、「夫妻の趣味や、子供やその友達とのアクティビティなど、多人数でクルマを使用するケースのほか、パーソナルで使うケースなど、本当にいろいろなニーズが出てくる」と分析。

そして、「例えば夫妻の友人など大人が4人乗るということもあり、ある程度の室内の広さが必要。あるいは、家族で旅行に行く時も一台で行くので、3、4人乗ってきちんと荷物が積めるなどのニーズがクルマに対して出てくる」という。

そこで、MINIとしては、「プレミアムスモールセグメントのMINI 3ドア、5ドアよりも一回り大きいセグメントに注目し、これらのニーズを満たせるクラブマンで、プレミアムコンパクトセグメント市場に参入することになったのだ」とコメント。

新型クラブマンは先代より「室内が広く、乗り降りもしやすく、荷室も広い。また、見た目にもよりゆとりや上質さが一層感じてもらえるだろう」とし、「これまでMINIを比較されてこなかった方にも検討してもらえるのでは」と述べる。

一方、MINIのシリーズには『クロスオーバー』がある。そことの関係について岡田さんは、「こちらはSAV(スポーツアクティビティビークル)なので、視点が高く、クリーンディーゼルをメインにラインナップにするなど、よりクロスオーバー的な位置づけになる」という。ユーザー層も、「(クラブマンより)もう少し若い、ヤングファミリーの方も多く購入している」と明確に違いがあることを強調した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  3. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
  4. ウィラーエクスプレス、2026年春から高卒採用を開始…免許全額会社負担、独自のキャリアプランを発表
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る