馳浩文部科学大臣は、H-IIAロケット29号機が打ち上げられ、搭載していたカナダ・テレサットの通信放送衛星が所定の軌道に投入されたことを確認したことについて「日本初の商業衛星の打ち上げが成功したことを大変喜ばしく思う」との大臣談話を発表した。
今回の商業衛星の軌道投入を受注したのは、高度化開発したH-IIAロケットの能力と確実な打ち上げにより積み重ねてきた高い信頼性で実現したと、見られている。
今回の打ち上げ成功によりH-IIAロケットは、23機連続での打ち上げに成功していることについて「日本の基幹ロケットは、世界最高水準の信頼性の確立に向けて確かな歩みを進めている」としている。
その上で、文科省として「今後も、更なる国際競争力の強化を目指し、次世代の基幹ロケットであるH3ロケットの開発を着実に進めるなど宇宙開発利用を積極的に推進する」としている。