トヨタ博物館、常設展をリニューアル…日米欧の自動車の歴史を一望

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「自動車の夜明け(黎明期)」イメージ
「自動車の夜明け(黎明期)」イメージ 全 16 枚 拡大写真

トヨタ自動車は、同社の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)について、2019年の開館30周年に向けて常設展のリニューアルを段階的に実施すると発表した。

常設展リニューアルは、グローバル化の流れを受け実施するもの。1989年の設立時の趣旨を現在の視点で再考し、車の歴史・文化に親しみ、時代の流れの中で世界と日本の自動車産業がどのように絡み合いながら進化してきたかをさらに分かりやすく紹介することを目指す。

トヨタ博物館ではこれまで、本館2階は欧米車、3階は日本車、新館は日本のモータリゼーションの歩みというように、各フロアに分けて展示していたが、2016年1月5日にオープンする第1段階では、自動車黎明期から1950年代に至る展示内容を本館2階に集約。この年代の欧米車と日本車を新たに8つのゾーンに分けて紹介し、時代を追って自動車技術の発展やデザインの推移を比較しながら世界の車を一望できるようにする。

最初のゾーン「自動車の夜明け(黎明期)」では1/5スケールモデル4台を追加し、日本における自動車の始まりを同時代の欧米車とともに紹介。また、6番目のゾーン「流線型時代の到来」ではトヨダAA型乗用車とデソート・エアフローを展示し、日本車と欧米車を直接比較できるようにする。

また、新館2階の一部を改装し、リニューアル記念展として2013年に実施した小林彰太郎フォトアーカイヴ展「昭和の日本 自動車見聞録」を1月5日から6月12日まで開催。そのほか、関連イベントとして講演会、学芸トーク、学芸スタッフによるガイドツアー、走行披露を実施する。

さらに、新館1階カフェも「ミュージアムカフェ CARS & BOOKS(カーズンブックス)」と名称を変更し、自動車博物館にあるカフェならではの特性にこだわり新装オープン。本を片手にゆったりと上質な飲み物や食べ物を味わえる空間、仲間とクルマを語り合える場所を目指す。

あわせて、お正月イベントや工作教室を1月9日から11日に行う。なお、1月5日から11日の冬休み期間中は小学生の入館料を無料とする。

《纐纈敏也@DAYS》

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