飲酒運転、増える年末 全国で警戒いっそう強化

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全国一斉に合わせて、警視庁が行った飲酒運転取締り(4日・千代田区)
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罰則の強化で飲酒運転による死亡事故は確かに減っている。11月末日現在、飲酒を原因とする今年の全国死亡事故は19件。前年同月より10件減少。さらに05年の121件と比べると激減している。

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ただ、酒酔いと酒気帯びを合わせた飲酒運転の道路交通法違反は2万7122件(14年)。一昨年より1747件減少したものの、その減少幅はわずかだ。

さらに、違反別検挙状況の構成比率でみると、年末の飲酒による違反の検挙数は、他の時期よりも増加。飲む機会に比例して飲酒運転が増えていることがわかる。

12月4日、恒例の飲酒運転取締りが全国約2400か所で一斉に実施された。同日20時~5日5時の間に、繁華街周辺、主要幹線道路、高速道路のSA・PAと料金所付近で断続的に繰り返された結果、飲酒による違反は、酒酔い1件(逮捕)、酒気帯び運転210件(逮捕16人)に上った。

この日の全国一斉取締りによる全検挙件数は4014件。飲酒関連の違反(5.3%)は、スピード違反、携帯電話の使用、シートベルト装着義務違反に続く比率を構成していた。

取締りは飲酒運転に重点を置いているとはいえ、年間の交通違反全体に占める飲酒運転の割合は0.5%ほど。それと比較すると、いつもはそうでなくても年末の雰囲気に流されてハンドルを握ってしまう傾向が伺える。

この日、警視庁も1174人の警察官を動員して取締りを行った。酒酔い運転はなかったが、酒気帯び運転12件が検挙された。全体の検挙件数は144件で、やはり飲酒運転の比率は高かった。

飲酒運転の運転者は、取締りがありそうな幹線道路を避けて生活道路に迂回する傾向が、厳罰化と共に顕著になっている。取締りはそうした動きを見越して、少人数で一方通行の狭い道などでも取締りを行い、飲酒運転の根絶を目指している。

全国の警察は、この年末年始も引き続き警戒を強化している。

《中島みなみ》

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