VWジャパン、スポーツモデルの拡充テーマに4モデル追加…2015年

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VW ゴルフR
VW ゴルフR 全 24 枚 拡大写真
2015年、フォルクスワーゲングループジャパンはスポーツモデルの拡充、先進安全予防テクノロジーの強化、次世代パワートレインの導入、そして、ライフスタイルシリーズの拡充の4つをテーマに活動を行い、スポーツモデルの拡充では、マニュアルトランスミッション(以下MT)仕様をはじめ4モデルを導入した。

VWは3年連続で世界ラリー選手権チャンピオンを獲得するなど、モータースポーツ活動はVWのスポーツスピリットの象徴となっている。同社マーケティング本部プロダクト・マーケティング課プロダクトマネージャーの沢村武史氏は、「それを踏まえ、VWのスポーツモデルはGTIやRなどに象徴されるように伝統と華があり、走る楽しさや憧れを掻き立ててくれるクルマだ」と述べる。

スポーツモデルを志向するユーザーに好評なマニュアルトランスミッション(以下MT)の市場について沢村氏は、「ポロクラスではスポーツモデル全体の4割。ゴルフクラスのセグメントでは全体の2割を(MTが)占めており、根強い人気がある」と分析。こうした市場背景から、「2015年、多くのユーザーが待ち望むMTを3モデル導入した」。8月に『ポロGTI』と『ゴルフR』、11月には『ゴルフGTI』のMTモデルの配車が開始された。

「運転する喜びをダイレクトに感じたい。もっと積極的にドライビングを楽しみたいというユーザーの支えもあり、現時点でゴルフGTIとゴルフRのMTはゴルフシリーズの約20%、ポロGTIのMTはポロシリーズの約5%の販売構成だ」とコメント。

そしてスポーツモデルラインナップ拡充として、5月に『ゴルフRヴァリアント』を発表。「ゴルフRに『ゴルフヴァリアント』の高いユーティリティ性を持たせたモデルで、最強といって差し支えないステーションワゴンだ」と沢村氏。「発売直後からハイパフォーマンスステーションワゴンを待ち望んでいたユーザーから高い注目を集め、新たなニーズの掘り起こしに成功した」という。その結果、「ゴルフヴァリアントシリーズの約10%を占めるモデルに成長している」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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