【メルセデスベンツ Vクラス 新型】車内通話機能で安全性もサポート

自動車 ニューモデル 新型車
メルセデスベンツ Vクラス
メルセデスベンツ Vクラス 全 24 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本はフルモデルチェンジしたミニバン、『Vクラス』を2016年1月より発売を開始する。

Vクラスは「1998年に欧州のミニバンとして初めて日本に導入し、プレミアムミニバンというジャンルを創出。日本のユーザーにも好評で累計台数2万台を超えるロングセラーモデルとなった」と話すのはメルセデス・ベンツ日本製品広報課の嶋田智美さん。

今回のフルモデルチェンジでは、「これまでのコンセプトを継承しながらも、走行性能、快適性に加え、安全性や質感といったメルセデスのコアバリューについても大幅に向上させ、最新のメルセデスのミニバンに相応しい形に生まれ変わった」とコメント。

ボディタイプはこれまでの標準、ロングに加え、エクストラロングを追加。パワートレインは2.2リットルクリーンディーゼルのみの展開だ。

今回の特徴のひとつに車内通話機能(ロングとエクストラロングに設定)がある。長いホイールベースを持つクルマの場合、ドライバーの声がリアの乗員に伝わりにくいことから、ドライバーが振り返るという場面がある。「これは安全性上問題があるので、それを解消するための機能だ」(嶋田さん)。

具体的には、「音声認識機能のマイクを活用し、ドライバーの声を集音。同時に高速走行中のロードノイズなどを測定しながら、ドライバーの声をリアスピーカーから拡声することで、コミュニケーションをしやすくする機能だ」と説明。これは『メルセデスマイバッハSクラス』の一部のモデルにも搭載している。

また「日本のユーザーのために純正アクセサリーもいくつか開発している」と嶋田さん。例えばリアエンターテインメントシステムや、車中泊やスポーツなどを想定した、車内の天井部分を利用したオーバーヘッドスペースネット。また、リアのシートレールを利用し、そこにロードバイクを立てた状態で搭載することができるバイシクルホルダー。リアゲートに簡単に装着できるテントなど、「様々なシーンでVクラスをさらに活用してもらえるようなアクセサリーを用意している」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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