【オートモーティブワールド16】トヨタ鯉渕部長「自動運転の進化に伴いデザインにも変化」

自動車 テクノロジー 安全
オートモーティブワールド16 技術専門セミナー
オートモーティブワールド16 技術専門セミナー 全 5 枚 拡大写真
トヨタ自動車の制御システム先行開発部の鯉渕健部長は、1月13日に行われたオートモーティブワールド2016の専門技術セミナーに登壇、自動運転技術の進化に伴って車の内外装デザインにも変化が生じてくるとの見方を示した。

鯉渕部長は現在、トヨタが自動運転の実証実験で使用している車両を引き合いにして、「バンパーの中にセンサーを埋め込んでいるが、我々としてはもう少し高いところに置きたいと考えている」ことを明らかにした上で、「自動運転のセンサーを埋め込むことを前提で、車のデザインを変えることはあり得る」と述べた。

というのも、より高い位置にセンサーがあれば精度が高まることに加えて、「バンパーにセンサーがあるとぶつかった場合、新品に変えなくてはいけない可能性はかなりある」からだ。

このため鯉渕部長は「例えば車の屋根に近いところにセンサーをより小さくして置くといったようにある程度、センサーを組み込むことを前提にしたデザインというのはありうる」と指摘した。

さらに「内装に関しても自動化率が上がってくると、ドライバーの状態をみるというニーズが非常に高まってくると思っているので、そのカメラをどこに配置するのかといったようなことも重要になってくるだろう」とも述べていた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る