家庭用電力「ENEOSでんき」のねらいとは…顧客獲得50万件へ

自動車 ビジネス 企業動向
JXエネルギーが家庭用電力「ENEOSでんき」のサービスプランを発表
JXエネルギーが家庭用電力「ENEOSでんき」のサービスプランを発表 全 12 枚 拡大写真

--- 首都圏以外への展開は?

原氏:まずは東京電力の管内でやってみる。ただ、全国の特約店の要望があるのは事実。まずは管内でやってみて、地方は今後検討していく。

--- 分かりやすさを強調しているが、その理由は?

大村氏:消費者の方々から、メニューが複雑だと分からないという声があった。そこで今回は1種類に絞った。各社の動き、お客様のご要望などを踏まえて、増やすことも考えている。

--- ターゲットとなる年齢層、家族構成は?

大村氏:5~6人の世帯、2世帯住宅などは電気の使用量が大きい。しかし300~350kWhあたりが平均的な電気使用量で、お客様の数も圧倒的に多い。私どもは、そのあたりの皆様を大事にしていきたいと思っている。

--- 東京電力では、電気使用量の大きな家庭に利益が出るプランを展開する。ENEOSでんきが、300~350kWhをターゲットにする狙いは。

大村氏:どの属性のお客様を含めるかの議論があった。本来なら、すべてのお客様をターゲットにしていきたい。しかし発電コストや経費などを加味すると、メリットが出せるのが180kWhあたりからのお客様だった。

原氏:我々としては、ブランドのイメージを高めたいという目標がある。サービスステーションに来ていただくお客さんを増やしたい。グループメリットの最大化のため、幅広いお客様に訴求できる設定にした。

--- 東京電力、東京ガスと比較した場合について、詳しく知りたい。
(会場では、ここで新たなスライドが紹介される)

田中氏:A社は東京電力、B社は東京ガス。3パターンで例示させていただいた。他社さんでは別の商材とセットにすることで安さを実現しているが、その割引を含まなければ、どのプランにおいてもENEOSでんきがメリットを提供できている。

--- 他社よりもお得感を出せた理由は?燃料費調整額について、原油価格が上がると採算は厳しくなる?

原氏:他社さんの値付けの仕方が分からないので何とも言えないが、なかには様子見している会社さんもあるのではないか。私どもとしては、まだENEOSの知名度が高いとは思っていない。そのためスタートダッシュが肝心。そこで最初から、いま提供できるベストの価格をご提示させていただいた。発電所についても競争力のある電源を持っている。会社の組織もスリムにして、なんとか競争力を保っていきたい。

 また原氏、大村氏は囲み取材にも対応した。

--- 他社から電源を調達する場合もあり得る?

原氏:電力の安定供給をモットーにしている。基本的には自前の電源でまかないたいが、発電所が立ち上がるまでタイムラグがある。またシーズンによっては、足りない時期もあるかも知れない。そのときはアライアンス先など含めて調達を検討したい。エネルギー供給会社としての信頼感を大事にしていく。

--- KDDIの携帯電話とのセット割も考えている?

大村氏:それはKDDIさんが検討すること。時期なども、KDDIさんに聞かないと分からない。先方が取り扱うサービスの名称がENEOSでんきになるのか、auでんきになるのかも現時点では分からない。

--- 価格競争になった場合は、対抗して下げる?

原氏:ある程度、対応しなければならないかと思っている。より競争力のある電源を持ち、会社のスリム化なども進める。原子力発電所が稼働すると市場の電気料金が下がる可能性がある。それを織り込んで考える。

大村氏:価格競争になると、共倒れする危険が出てくる。それは他社さんも認識しているはず。そのため、サービスに付加価値を付けることで解決する流れになるのではないか。

家庭用電力「ENEOSでんき」が発表……50万件の顧客獲得を目指す

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3

《近藤謙太郎@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. HKS、スバル・トヨタ車向け限定ステアリングの受注期間を大幅延長 2026年1月まで
  2. マツダの新型SUV『EZ-60』、すでに予約は4万台超! 南京工場から出荷開始
  3. VW『カリフォルニア ビーチ』新型、第3世代のキャンピングカーを欧州発売
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. あのホンダ『エリシオン』が中国で生きていた! 新グリル採用の新型、約515万円から発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る