【新聞ウォッチ】追いつめられたタカタ、エアバッグでライバルのダイセルと提携検討

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タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像)
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像) 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年1月25日付

●西日本記録的寒さ、奄美115年ぶり降雪(読売・1面)

●最前線、二酸化炭素ゼロの強み、日産マーケティング・ダイレクター井上幸彦さん(毎日・8面)

●こちら特報部、訪日客「2000万人」時代のひずみ、おもてなし追いつかず(東京・25面)

●本社世論調査、内閣支持横ばい47%アベノミクス「評価」37%(日経・1面)

ひとくちコメント

米国でタカタ製の欠陥エアバッグによる9人目の死者が発表されるなど、改めてタカタへの不信感が強まっているが、そのタカタが、エアバッグ事業ではライバルのダイセルと提携を検討しているという。

週末の1月23日付の日経朝刊が報じたほか、産経など各紙も24日朝刊で取り上げた。それによると、大規模リコール(回収・無償修理)の要因となっているガス発生装置についてダイセルから技術協力を仰ぎ、共同生産を行うことなどが浮上しているという。

また、タカタ製エアバッグによるリコールは世界で5000万台規模にも膨れ上がっている。巨額の損害賠償請求やリコール費用負担で一段と経営が悪化する恐れがあるため、単独での信頼回復は難しいと判断。株主のホンダなど完成車メーカーにも近く支援を要請するという。

ただ、完成車メーカーの中には、これまでのリコール対応の曖昧さなどでタカタの同族経営に不振を抱いている会社もある。仮に支援に乗り出すにしても「カネも出すが口も出す」として現経営トップの退陣など経営責任を明確化することを求める可能性もあり、一筋縄ではいかないだろう。

《福田俊之》

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