【日産 デイズ ルークス 試乗】市街地を中心とした走りでは不満なし…片岡英明

試乗記 国産車
日産 デイズ ルークス
日産 デイズ ルークス 全 8 枚 拡大写真

『デイズ』をベースに、全高を155mm高くしてスペース効率を高めた『デイズルークス』は、デイズより一足早く安全装備を充実させた。

【画像全8枚】

後席のスライド量はデイズより26mm増やされているから余裕たっぷりだ。身長170cmのドライバーが前に座っても後席の膝元には握りこぶし3個以上の余裕があった。頭上も余裕の空間だから開放感も群を抜く。チャイルドシートの取り付けもラクだ。ファンで前席の空気を後席に循環させるリアサーキュレーターも快適性アップに貢献している。インテリアもクラスを超えた上質ムードだ。水平基調のインパネは視認性、操作性とも高い得点を与えられる。タッチ式パネルも操作しやすいが、日差しを浴びるとパネルの表示が見にくくなるのが難点。

試乗したのは、自然吸気エンジンのハイウェイスターXだ。デイズと比べると80kgほど重量が増えている。が、きめ細かい改良によって市街地を中心とした走りでは不満のない走りを見せつけた。従来モデルよりエンジンのフリクションが減り、回転フィールが滑らかになっている。減速すると止まる直前から作動するアイドリングストップ機能も優秀だ。ただし、セルモーター式のため、再始動時はセルの音が耳につく。

CVTを含め、制御を変えているからドライバビリティはよくなっている。が、燃費を意識しているためか、発進加速のときにちょっともたつく感じが出てしまうのが残念。ちなみに同じルートで街中を走ってみたら、ターボ車より燃費は3km/リットル近くよかった。

スライドドアや大きなバックドアなど、開口部分は大きいが、ボディはしっかりしている。フロアまわりの剛性も高い。背が高いので、ハンドリングは安定志向の味付けだ。ロールは大きめだが、操舵レスポンスを意識して穏やかにしているし、ロールしていくときもジワッと滑らかなので不安感はない。試乗車はエコタイヤ(BS製エコピアEP150)だったが、ターボ車と同じ165/55R15と、15インチタイヤを履いていた。そのため接地フィールは、14インチタイヤよりグッとよくなっている印象だ。また、ブレーキング時の挙動変化もうまく抑えられていた。

気になる乗り心地も、軽自動車の平均レベル超え、快適だ。子育て世代のママだけでなく、スペースにこだわる人や後席の快適性にこだわる人にもおすすめできる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

片岡英明│モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。新車からクラシックカーまで、年代、ジャンルを問わず幅広く執筆を手掛け、EVや燃料電池自動車など、次世代の乗り物に関する造詣も深い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員

《片岡英明》

片岡英明

片岡英明│モータージャーナリスト 自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。新車からクラシックカーまで、年代、ジャンルを問わず幅広く執筆を手掛け、EVや燃料電池自動車など、次世代の乗り物に関する造詣も深い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

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