道南いさりび鉄道、漁り火イメージの特別車両「ながまれ号」導入

鉄道 企業動向
道南いさりび鉄道が導入する「ながまれ号」の外観。JR北海道から譲り受けるキハ40形ディーゼルカーを改装する
道南いさりび鉄道が導入する「ながまれ号」の外観。JR北海道から譲り受けるキハ40形ディーゼルカーを改装する 全 5 枚 拡大写真

3月26日の北海道新幹線開業と同時に、JR北海道から経営分離される江差線を引き継ぐ第三セクターの道南いさりび鉄道は、漁り火などをイメージした塗装の「地域情報発信車両『ながまれ号』」を2両導入し、開業時から運行を開始する。同社が2月5日発表した。

「ながまれ号」は、JR北海道から譲り受けるキハ40形気動車を北海道の補助事業を活用して改装。車内は道南の名産である「道南杉」を使用した内装とし、外観は同社の社名ともなっている津軽海峡にきらめく漁り火や、道南の街の灯り、空にスターダストをまとった塗装を施す。「ながまれ」は、道南地域の方言で「ゆっくりして」「のんびりして」の意味という。

通常は一般の列車として運行するが、観光団体用に車内で食事が楽しめるようなテーブルやヘッドレストを設置し、特別仕様としても利用できるという。観光団体列車としての運行については決まり次第告知するという。

道南いさりび鉄道は北海道や沿線3市町などが出資する第三セクター鉄道。2014年8月に北海道新幹線の並行在来線を引き継ぐ会社として設立され、社名は一般公募で決まった。

同社ウェブサイトによると、車両はJR北海道からキハ40形を9両譲り受ける予定。運営する区間は江差線の五稜郭(北海道函館市)~木古内(木古内町)間37.8kmだが、列車は函館本線に乗り入れて函館市中心部の函館駅まで直通運転を行う。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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