タカタ第3四半期決算、最終黒字25億円…リコール費用負担金は予測困難で織り込めず

自動車 ビジネス 企業動向
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像)
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像) 全 1 枚 拡大写真

タカタは2月5日、2015年4-12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は5434億2300万円(前年同期比+15.7%)、営業利益は321億7500万円(+37.7%)、経常利益は293億6900万円(+5.8%)、四半期純利益は25億1900万円(前年同期は324億8200万円の赤字)だった。

売上高は、米州やアジア地域での増収が貢献して前年同期比15.7%の2ケタ増。営業利益も国内や欧州では減益となったが、主に米州、アジアで増益となり、32.8%の大幅増となった。経常利益は為替差損が影響して5.8%増。特別損失としてエアバッグ・リコール関連費用104億円、NHTSAへの民事制裁金等85億円などもあったが、最終損益は25億1900万円の黒字を確保した。

通期業績見通しについては、前回予測を据え置いた。なお、エアバッグ関連のリコール費用については、現時点では原因について調査中であり、タカタグループの負担金額などを合理的に見積ることは困難であるとし、織り込んでいない。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る