スズキ長尾常務「インド上向き基調も、国内は良い材料見つかりにくい」

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スズキの長尾正彦取締役常務役員は2月8日に都内で開いた決算会見で、主力のインド市場について「基本的に上向き基調は変わらない」とする一方で、国内の軽自動車市場については「良い材料が見つかりにくい状況」との見方を示した。

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長尾常務は「インドのマクロ経済をみても、中国など他の国の影響をそれほど受けずに推移しているので、基本的に上向き基調は変わらないということで、これからも計画を立てていきたい。インドも競争がどんどん厳しくなっているので販売拠点の整備、セールスマンの増員や、新型車投入も含めて、油断することなく、お客様の囲い込みを引き続き強化していく。我々としては継続的な成長、積極的な政策を打ち出したい」と述べた。

一方、国内市場に関しては「増税影響などを反映して軽の全体需要自体がなかなか戻ってこない。足元の動向からすると基本的に来期もあまりいい材料が整っていない。我々としては固めにみていくしかないと思っている。安全装備、燃費はもちろん、拠点網の整備などますます正念場に来ている。営業政策、商品戦略とともに強化していくことに尽きる。一台一台しっかり売っていく」とし、明暗が分かれるとの認識を示した。

《小松哲也》

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