ホンダはハイブリッド車(HV)の追加などの改良を行って2月5日に発売した『オデッセイ』の2月14日までの受注が、8400台になったと明らかにした。月間販売計画である2000台の4.2倍に当たる。
開発責任者である本田技術研究所四輪R&Dセンターの中川真人LPL主任研究員は同日、千葉市内での試乗会で報道関係者に「月間計画の2倍くらいと思っていたが、予想外に多くいただいた」と、手応えを示した。
受注のうちHVは5800台と約7割に達し、ホンダが想定している半数を上回った。中川氏は「目下はHVをお待ちいただいたお客様が集中している。やがて半々程度の比率に向かうだろう」と指摘した。
一方、今回の改良で全グレードに搭載が可能となった安全技術パッケージ「ホンダセンシング」の搭載比率は全受注の97%を占めている。これについても中川氏は「6~7割と見ていたので予想外」とし、「このような上級クラスのモデルでは安全性能への期待が非常に高いことが、改めて分かった」と評価した。