光岡、欧州市場へ意欲…「古くさい顔と最新装備が魅力に」

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光岡自動車 英国ショールーム
光岡自動車 英国ショールーム 全 8 枚 拡大写真

光岡自動車は、昨年イギリス、およびアイルランド市場での独占販売契約を結んだT W White & Sons社の協力のもと、2016年5月に開催されるロンドンモーターショーに『ヒミコ』を出展する。

ロンドンショーに出展する理由について光岡自動車開発課課長の青木孝憲氏は、「イギリスの総代理店と契約をし、本気で売るためにロンドンモーターショーでのローンチを行うためだ」と説明。現在ヒミコ(現地名ミツオカ ロードスター)を複数台イギリスに送り、認証検査等登録のための作業を実施中だ。

青木氏は、イギリスでの販売について、「我々はクラシックスタイルを現代版に表現しているが、そもそもの始まりはイギリスだ。そこに出展することに対し、当初引け目を感じていた」と明かす。

しかし実際には、「こんな(古いクルマの)顔をしているのに、装備は現代のものというクルマは、イギリスにはない。そのようにイギリス人が評価してくれた」という。「(同じようなデザインのクルマは)みんな古臭く、メンテナンスも大変だということから、光岡のクルマが受け入れられたので、我々としては半分びっくりした」と述べ、今後は、「古臭い顔をしているが、今の装備スペックをもとにヨーロッパ市場に展開していきたいと思っている」と意気込みを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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