米国の自動車大手、フォードモーター。同社のフォードブランドが、SUVの新車攻勢を計画していることが分かった。
これは2月11日、米国で開幕したシカゴモーターショー16において、フォードモーターが明らかにしたもの。同社は、「フォードブランドが、新型SUV 4車種を追加投入する」と発表している。
今回の発表は、米国だけでなく、世界中でSUVに対する需要が増え続けると見られるため。そこでフォードブランドは、今後4年間に4車種の新型SUVを、世界市場で発売することを決めた。
とくに、フォードモーターは、2000年前後に生まれたミレニアルズと、いわゆるベビーブーマー世代(1946-1959年生まれ)が、SUVの購入に関心を寄せていると分析。ミレニアルズとベビーブーマーの数は、各およそ8000万人で、合計約1億6000万人にも達するという。
フォードモーターのマーケティング&営業担当、マーク・ラネーブ副社長は、「いくつかのSUVは、ほんの数年前のV6ミッドサイズセダンに匹敵する燃費性能。ガソリン価格が上昇したとしても、前回のSUVブームの時よりも、SUVの燃料コストは抑えられるだろう」と述べている。