【ボルボ XC90 新型】フロントアクスルからAピラー付け根の長さがポイント

自動車 ニューモデル 新型車
ボルボ XC90
ボルボ XC90 全 8 枚 拡大写真

ボルボ・カー・ジャパンはボルボの次世代デザインをまとった最初の生産車、『XC90』を発売した。

【画像全8枚】

この次世代デザインは、ボルボがここ数年で発表してきたスタディコンセプトモデル3部作が由来となる。1台は東京モーターショー2013にも出展された『コンセプトクーペ』、次に『コンセプトXCクーペ』、『コンセプトエステート』だ。これらのコンセプトモデルのデザイン言語をベースにした、「このXC90から始まる新しい 90シリーズが新しいボルボデザインのジェネレーションになっていく」とは、同社マーケティング部プロダクトグループプロダクトスペシャリストの岡田勝也氏の弁。

このデザインの大きなポイントは、フロントホイールアクスルからAピラー付け根までの長さにある。岡田さんは、「FFベースのクルマにとってこの寸法に余裕を持たせることが、全体のプロポーションの格好良さを決める重要な要素だ」と明かす。これが実現できたのは、「新プラットホームである、SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ)を開発できたからで、これは縦、横、高さを自在に変幻することが可能だ」と話す。

さて、このデザインにはディテールにもこだわりがある。そのひとつがヘッドライトだ。新開発のLEDヘッドライトはTシェープをしており、「ボルボの社内ではトールハンマーと呼んでいる。トールというのは北欧神話に出てくる雷神で、その神様がハンマー型の武器をふりおろすと雷鳴がとどろく。この雷神のライトニングと、ボルボの新 L EDヘッドライトの形状にストーリーがあるのだ」と説明。

また、テールライトのデザインも、「XC 90伝統の縦長のテールライトが採用されているが、注目すべきは下の形状だ」と岡田氏。「アルファベットのCを迎え合わせたような形状が、この後出てきたセダンの『S90』、それからステーションワゴンの『V90』と共通するリアの特徴となっている」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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