【ボルボ XC90 新型】インテリアもボルボ新世代デザインに

自動車 ニューモデル 新型車
ボルボ XC90
ボルボ XC90 全 8 枚 拡大写真

ボルボ『XC90』のインテリアは、エクステリア同様新しいジェネレーションのデザインになっている。

その特徴は、「横方向のラインを強調したシンプルなデザイン」と話すのは、ボルボ・カー・ジャパンマーケティング部プロダクトグループプロダクトスペシャリストの岡田勝也氏だ。そしてその中で最も目につくのは、「センター部に配された新しいタッチ方式のコントロールディスプレイだ。この採用もあり従来型の薄型のセンタースタッグはなくなり、ガラッと異なる新しいスウェーディッシュデザインがちりばめられている」という。

そしてもう一つの特徴は、「ディティールへのこだわりだ」と岡田氏。例えば「センター部分にあるダイヤルは宝石のようにきらきらきれいなもので、これはダイヤモンドカットにインスパイアされたものだ」。また、このダイヤルがつく横方向のスイッチパネルは、「プロペラ機を前から見た姿がモチーフとなっている」と説明。これら新インテリアのデザインを主導したのはイギリス人のロビン・ペイジ氏で、元ベントレーのインテリアデザイナーで、その経験が生かされている。

リモコンキーも完全新設計だ。「質感の高い工芸品のようなものを採用した」と岡田氏。このキーの表面の加工は、インスクリプションとRデザインはその車両と同じシートカラーのシート素材がリモコンキーにも貼られ、好みによりウッドパネルを貼ることも可能だ。因みにこのリモコンキーのほかに、新たにコンパクトなキータグという小さなリモコンキーが用意された。岡田氏によると、「ある程度の防水機能が施されており、例えばジョギングの時に首からさげておいて、そのままクルマに乗り込んで出かけることも可能だ」と述べる。

また、T8ではスウェーデン、オレフォス社製のクリスタル製シフトノブが採用されている。「まるでコンセプトカーからそのまま出てきたようなものだ。これ一つをつくるのに14人の職人の手がかかっている。したがって二つとして同じシフトノブはない」とこだわりを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  3. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  4. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  5. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る