ランボルギーニ、2015年はステイタス性向上で台数大幅増

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ランボルギーニ ウラカン LP610-4 アド・ペルソナム仕様
ランボルギーニ ウラカン LP610-4 アド・ペルソナム仕様 全 8 枚 拡大写真
ランボルギーニは2015年、日本市場において大幅に台数を伸ばした。その理由は商品のステータス性向上にあるという。

2015年、前年比187%(2014年187台、2015年349台)を記録したランボルギーニ。2016年1月から2月でも50台を販売し、好調な滑り出しを見せる。ランボルギーニ青山ジェネラルマネージャーの石邑泰章氏は、個人的な印象としたうえで、「昨年『アヴェンタドールSV』登場をきっかけに、我々コーンズ・モータースが扱うロールスロイスやベントレー、フェラーリユーザーが(ランボルギーニを)購入し始め、ステータス性が大きく向上してきた」と印象を語る。そして、ランボルギーニのユーザーカスタマイズプログラム、“アド・ペルソナム”は、「我々がセールスの現場において、ユーザーへ(ランボルギーニのステータス性の)説得力や、商品の価値のアップには非常に魅力的なものになるだろう」という。

石邑氏は「『ウラカン』と他のミッドシップスポーツが並ぶと所有欲は負けるかもしれない。しかし、12気筒モデルになると圧倒的に『アヴェンタドール』だ」と現場の印象を述べる。

また、クオリティの高さも台数向上に貢献した。「アウディテクノロジーの導入により、信頼性が大幅に高まった。壊れないので全く入庫がなく売りっぱなし状態だ」と笑う。

そして、「昨年以降ステータス性が大幅に上がったので、これまでのランボルギーニのイメージで展開するのはやめようという要望を(メーカーと、インポーターに)出している。もっと格上に見せていこうと考えている」と今後の展開を語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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