九州の西鉄ICカード、北海道の函館市電・バスに導入へ

鉄道 行政
函館市内を走る市電。2016年度中に市電と函館バスにICカードシステムが導入される。
函館市内を走る市電。2016年度中に市電と函館バスにICカードシステムが導入される。 全 2 枚 拡大写真

北海道函館市は3月24日、同市企業局の路面電車(函館市電)と函館バスを利用できる交通系ICカードシステムの導入業務について、西日本鉄道(西鉄)などで構成される連合体を受託候補事業者に選定したと発表した。

西鉄は福岡県内の鉄道路線や路線バスを中心に運営している交通事業者。同社の完全子会社であるニモカ社などが発行する交通系ICカード「nimoca」を展開している。nimocaは西鉄や筑豊電気鉄道、熊本市電、西鉄バス、大分交通、宮崎交通など九州の交通事業者で導入が進んでいるほか、全国相互利用サービスにも対応。JR北海道のKitacaやJR東日本のSuicaのエリアなどでも利用できる。

函館市の発表によると、今年1月からICカードシステム導入業務の公募型プロポーザルを実施。2者が名乗りを挙げ、3月22日の審査委員会でニモカ社、西鉄、西鉄エム・テック、西鉄情報システムの4社で構成される連合体が受託候補事業者に選ばれた。

今後は契約内容などの協議を行い、5月下旬に契約締結。2016年度中にICカードサービスを開始する予定だ。定期券については2017年度中のサービス開始を目指す。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. VW『ゴルフGTI』50年の歴史で最強、325馬力の「EDITION 50」発表
  4. 直前予想! 日産のフラッグシップSUV『パトロール』にNISMOが登場、日本に来る?
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る