【新聞ウォッチ】トヨタ、日本古来の伝統技の「木のクルマ」をミラノの祭典に出展

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トヨタ SETSUNA
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年4月12日付

●円高一時107円半ば(読売・1面)

●トラック全長25メートルに緩和へ、国交省経済活性化策、不動産投信を拡大(読売・9面)

●本社世論調査、消費増税「延期を」59%(朝日・1面)

●規制緩和で新事業、セグウェイの公道走行、パスポート無提示宿泊、企業の制度活用次々と(毎日・7面)

●ルネサス新社長に呉氏、元自動車部品大手社長(産経・10面)

●伝統の技で「木の車」トヨタ、伊の祭典で試作披露(東京・7面)

●自動車評論家運転、木に衝突して死亡、小田原の有料道路(東京・30面)

●自動車保険サービス勝負(日経・7面)

●トヨタ系、ホンダ系を買収、中堅部品メーカー、後継者難で(日経・15面)

●駐車場シェア軒先で稼ぐ(日経・15面)

ひとくちコメント

イタリア北部ミラノで開催されるデザインの祭典「ミラノサローネ」に、トヨタ自動車が車体に木を活用した試作車『SETSUNA』を出展しているという。

共同通信が配信した記事をきょうの東京などが取り上げている。それによると、「木のクルマ」は住友林業と共同開発。外板にはスギ、フレームにはカバを使うなど用途に合わせた木材を選定。ねじや釘も使わない日本古来の伝統技法を取り入れたことで、船のような流れるカーブを描くボディーのラインが完成したそうだ。

また、ネーミングのSETSUNAについては、「一瞬一瞬“刹那”という短い時間の繰り返しの中でかけがえのないものになっていく」という想いを込めて名付けられたという。

最近は、豊田章男社長もよく、長期的な視点で、時間をかけて持続的に少しずつ成長していく「年輪」のような経営に取り組みたいと語っている。すでに開発現場では、今回の「木のクルマ」のお披露目で章男社長の熱い想いをカタチにしたとも受け取れる。

《福田俊之》

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