村田製作所、V2X向けHigh Q積層セラミックコンデンサを開発

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村田製作所 High Q積層セラミックコンデンサ「GCQシリーズ」
村田製作所 High Q積層セラミックコンデンサ「GCQシリーズ」 全 1 枚 拡大写真

村田製作所は4月20日、V2X向けの車載グレードHigh Q積層セラミックコンデンサ「GCQシリーズ」を業界で初めて開発したと発表した。

V2Xは自動車と自動車、または自動車と信号機などのインフラが直接通信することで、衝突などの事故防止および効率的な交通システムの構築を目的としており、将来的には完全自動運転につながる重要な技術になると予測されている。

V2Xの通信規格としては、主に北米、欧州向けとしてDSRC IEEE821.11pの通信規格(通信周波数5.9GHz)が使用され、5.9GHzにおけるDCカット用、およびRFマッチング用にHigh Qコンデンサが要求されている。

GCQシリーズは、車載規格AEC-Q200に準拠した、V2X、ADAS、車載通信用途向けのHigh Qコンデンサ。5.9GHzに自己共振周波数を持ち(2.2pF品の場合)、DSRC IEEE821.11p におけるDCカットに適した製品となっている。また内部電極にCuを使用しているため、高周波で高いQ値を得ることができ、マッチング用途にも適している。

新製品は既にサンプル出荷を開始しており、2016年上半期中に量産を開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

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