【プジョー 308GTi by プジョースポール】270馬力と250馬力、2つのエンジンを採用した理由

自動車 ニューモデル 新型車
プジョー 308GTi 270 by プジョースポール
プジョー 308GTi 270 by プジョースポール 全 8 枚 拡大写真

プジョー『308GTi by プジョースポール』には、270馬力と250馬力の2種類のエンジンが導入されている。その理由は車両価格にあるという。

270馬力エンジンを搭載する、308GTi 270 by プジョースポールの車両本体価格は436万円。そこに270専用のツートンカラー、クープ・フランシュを選ぶと466万円になり、諸費用を含めると500万円台になる。

「プジョーというブランドイメージを考えると、500万円という価格自体でハードルが上がる。そこで、エンジンパワーを若干マイルドにするとともに、タイヤをインチダウン(19インチから18インチ)しながらも、スパルタンなクルマを買いやすい価格で提供する必要があると考えた」とは、プジョー・シトロエン・ジャポン広報室の英信司さんの弁。それが250馬力の308GTi 250 by プジョースポールで、その車両本体価格は385万円である。

英さんは、「同じ270馬力で装備差だけによる価格設定ではあまり大きな差は難しい。しかし、パワーを下げすぎてしまうと、GTiとしてのカラーが損なわれる。そこで、250馬力エンジンで、タイヤのインチ等の差をつけることで約50万円下げ、買いやすい価格設定にした」と説明する。

エンジンとタイヤサイズ以外の差は、フロントシートがプジョースポールのバケットに対して、テップレザーとアルカンターラのコンビネーションになるほか、270馬力には、トルセンLSDや、プジョースポール4ピストンブレーキキャリパーが装備される。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  2. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  4. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  5. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る