4日、JR東日本が運営する新幹線駅44駅のすべてで発車案内表示ができなくなった不具合は、5日の始発から復旧した。大型連休の帰省ラッシュへの影響は避けられた。
改札口前やホームなどの設置されている発車案内表示の不具合は、4日朝4時に確認され、始発の案内から終日表示されない状態が続いた。新幹線駅44駅すべてで不具合が起きたことから、案内表示の管理システムのソフトウエアを中心に見直しを行った。管理システムの設定値を上回るデータ処理が要求されたため、システムダウンしたことがわかった。
「システムでは、1日の列車表示処理の最大値が1600本に設定され、4日のトラブルは、その処理本数を超えてしまったのが原因。通常は1400本程度だったので余裕を見ていたが、今後こうしたことが起きないように改修を行った」(同社広報担当)
4日の新幹線本数は最大値を6本上回っていた。