【ハーマン オートモーティブ】エラーが許されない自動運転、5層ガードとOTAアップデートで守る

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ハーマンインターナショナル・Hans Roth氏
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世界最大級のオーディオメーカー、ハーマン・インターナショナルが描くコネクティッドカーのプロフィールには、モバイル、スマート、安全と同列に「安心」がある。同社が展開する、最も新しいセキュリティフレームワーク「ハーマン5+1アーキテクチャ」を基本とした技術だ。

ハーマン5+1アーキテクチャは、1層「ハードウェアプロテクション」、2層「ハイパーバイザー」、3層「OSレベルのセキュリティ」、4層「アプリケーションのサンドボックス」、5層「ネットワークプロテクション」というレイヤーに加え、最も外側を「OTA(Over The Air)アップデート」で保護したモデル。タワーセック(TowerSec)社のECU SHIELDとTCU SHIELDという技術で、ハッキングや不正侵入をガードする。

この5+1の「+1」にあたる、最も外側を担うOTAアップデートが、ハーマンの強固なセキュリティを担保する部分だ。同社のOTAアップデート技術は、レッドベンド(redbend)のスマート・デルタ(差分更新)技術、ソフトウェア・マネジメント・プラットフォームなどがベース。

「PCメーカーや携帯電話キャリアなどさまざまな業界の、20億台以上のコネクテッド・デバイスに組み入れられている技術。デバイスのソフトウェア・アップデートを継続的・効率的に提供し、スマホと同じように、常に最新の情報にリアルタイムで更新。クルマのセキュリティレベルを維持し、自動運転に向け、車載ネットワークの致命的エラーを未然に防いでいる」と同社は伝えていた。

こうしたOTAアップデート技術やセキュリティフレームワークで、「ユーザーはディーラーやメカニックに頼ることなく、自動的にクルマが更新されることで、安心・安全なカーライフをおくることができる」とも話していた。

《レスポンス編集部》

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