トヨタ、国内9工場を一時停止…アドヴィックス爆発事故の影響

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トヨタ自動車元町工場
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アイシン精機グループのアドヴィックスの刈谷工場(愛知県刈谷市)で、5月30日正午ごろに発生した爆発事故。この事故の影響で、トヨタグループの国内9工場が、操業を一時的に停止した。

操業を一時的に見合わせているのは、トヨタの愛知県の元町工場、田原工場、高岡工場など。これは、アドヴィックスからのブレーキ部品の供給が滞ったためで、トヨタは6月2日に、生産再開を目指す。

アドヴィックスは2001年7月に設立。トヨタ、アイシン精機、デンソー、住友電気工業の4社のブレーキ事業を統合して誕生したのが、アドヴィックス。

アドヴィックスでは、自動車用ブレーキシステムおよびそのシステムを構成する部品の開発・生産・販売を行っている。手がけるブレーキ部品はESC、ABS、ブレーキブースタ、マスターシリンダ、ディスクブレーキ、ドラムブレーキなど幅広い。

2014年11月には、トヨタ、アイシン精機、デンソー、住友電気工業の4社が、アドヴィックスへの事業集約をさらに推進し、同社のブレーキ事業の競争力を強化していくことで合意している。

今回、爆発事故が起きた刈谷工場は2010年4月、アイシン精機から取得。トヨタグループのブレーキ事業を集約して誕生したアドヴィックスだけに、刈谷工場の爆発事故の影響は大きい。

《森脇稔》

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