曙ブレーキ工業は、同社製ブレーキを装着した「TOYOTA GAZOO Racing with TOM'S」のレクサス『RC F』がニュルブルクリンク24時間耐久レースで、SP-PROクラス優勝・総合24位となったと発表した。
曙ブレーキは2010年からTOYOTA GAZOO Racingにブレーキキャリパーとブレーキパッドを供給している。
高性能ブレーキシステムの研究開発を担当する子会社の曙アドバンスドエンジニアリングの戸塚禎雄社長は「ブレーキの軽量化や冷却性能などの性能向上への要求は高まっている。モータースポーツへの挑戦を通じて技術力を磨き、そのノウハウを将来に向けた技術の差別化につなげたい」とコメントしている。
曙ブレーキは、2002年からモータースポーツ活動を通じてブレーキ技術の開発と精錬を重ね、ハイパフォーマンスブレーキ用素材、構造、表面処理技術などの研究開発を進めてきた。これら活動を通して蓄積された技術力や信頼性を、高性能量販車用ブレーキ開発にフィードバックするとしている。