【ルマン24時間 2016】予選1回目…No.2ポルシェがトップタイム、トヨタも好位置に

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2016ルマン24時間、初日は#2ポルシェがトップ
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2016年のルマン24時間耐久レースが現地時間の15日、フランスのサルトサーキットで開幕。予選1回目はロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組のNo.2ポルシェ『919ハイブリッド』がトップタイムを記録した。

現地時間の16時から4時間のフリー走行がスタート。一時雨が降る場面もあったが、全体を通してドライコンディションでセッションが進行していった。しかし、No.4バイコレス・レーシングのマシンが炎上するアクシデントが発生。ドライバーは無事だったが、車両の損傷がひどく4号車は予選1回目を走ることができなかった。

日が暮れた22時から予選1回目がスタートすると、フリー走行から好調のポルシェ勢が早速好タイムをマーク。中でも2号車がいち早く3分19秒733をマークし、ティモ・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ベルトラン・ハートレー組の1号車も0.4秒差で2番手につけた。

これに続いたのがトヨタ『TS050ハイブリッド』勢。ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組の6号車が3分20秒737で3番手。アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴組の5号車が3分21秒903で4番手につけた。

一方、テストから速さをみせていたアウディ『R18』は苦戦。フリー走行からマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組の7号車はフリー走行からタイムが伸びず、予選1回目もトップから3秒遅れの6番手に。ルーカス・ディグラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組の8号車は予選開始からトラブルで出遅れてしまったが、最後はなんとかタイムを伸ばし3分22秒466で5番手。しかし陣営全体でトップから2.5秒以上も引き離されてしまう結果となってしまった。

この後もタイムの更新が期待されたが、コースアウトする車両が続出し赤旗中断や車両回収のためのスローゾーンが設置されるなど、なかなかタイムアタックの機会に恵まれず、セッション後半はほとんど順位変動がないままチェッカーフラッグ。初日は前年王者であるポルシェ勢が1・2位を独占して終了となった。

LMP2クラスはNo.26G-ドライブ・レーシングが3分36秒605でクラストップ。今年も激戦が予想されるLM GTE-ProはNo.68フォード『GT』が3分51秒185でライバルを先行した。LM GTE-Amクラスは澤圭太が乗るNo.61クリアウォーター・レーシングのフェラーリ『458GTE』が3分56秒827でクラストップに立っている。

現地では16日(日本時間17日早朝)に予選2回目、3回目が行われ、総合でのベストタイムで決勝のグリッドが決まる。

LMP1クラス
1.No.2ポルシェ(3分19秒733)
2.No.1ポルシェ(3分20秒203)
3.No.6トヨタ(3分20秒737)
4.No.5トヨタ(3分21秒903)
5.No.8アウディ(3分22秒466)
6.No.7アウディ(3分22秒780)
7.No.13レベリオン(3分26秒586)
8.No.12レベリオン(3分27秒348)

《吉田 知弘》

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