ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZFは6月16日、新開発の8速デュアルクラッチトランスミッションの生産を開始した。
この8速デュアルクラッチトランスミッションは、ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェと共同開発されたもの。ZFは市販車に関して、ポルシェと協力している。
また、「ポルシェ・モービル1 スーパーカップ」や多くの国際的な「ポルシェ カレラカップ」向けの特注のショックアブソーバーや競技用クラッチについても、ポルシェと共同開発してきた。
今回、ZFのドイツ・ブランデンブルク工場において、8速デュアルクラッチトランスミッションの生産を開始。ZFは同工場に、1億ユーロ以上を投資し、効率に優れるトランスミッションの生産体制を築いてきた。
ZFのシュテファン・ゾンマーCEOは、「4WD車からプラグインハイブリッド車(PHV)まで、新開発の8速デュアルクラッチトランスミッションが、スポーツカーに最高の柔軟性をもたらす」と述べている。