【石和温泉郷クラシックカーフェス16】日産スポーツカーの先駆け、ダットサン フェアレデー
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赤と白のツートンカラーが鮮やかなフェアレデー1200は1960年式。日産のスポーツカーは1952年発売のダットサン『スポーツ DC-3』に始まり、1959年発売の同『スポーツ1000』と続く。そしてこの60年発売モデルのSPL212型で初めてフェアレディの名を冠した(ただし当時の表記は「フェアレデー」)。
それまでシャーシーやエンジンはダットサントラックのものを流用していたが、フェアレデーにはブルーバードにも使われたOHV1189ccが搭載されて48馬力を発揮。フロアシフトの4速トランスミッションを介して、最高速度は132km/hに達した。
北米輸出専用モデルだったために、国内に存在するものは非常に少なく、この個体を含めて3台あるかないか。オーナーは静岡県富士市の自宅から自走してきた。シンプルな構造で故障が少ないと言う。ボディや内装、エンジンの状態は良く、細かいところを除けばオリジナルを保っていた。
このお隣にあったのは、1964年式『フェアレディ1500』。2代目のS310型系で名前が「フェアレディ」に変更された。スタイルは一新され、エンジンはより強力な直列4気筒G型(71馬力)を搭載して最高時速は150km/hとなった。当初は左向きの後部座席が備わる3人乗りだった。
もう1台は、1966年式のSP311型『フェアレディ1600』。100ccスープアップした直列4気筒1595ccエンジン(90馬力)を搭載しており、これは同時期の『シルビア』とシャーシを含めて同じだ。この個体は後の北米の安全基準に準拠する以前の”ローウインドスクリーン”で、これもなかなか希少な車両だった。
《嶽宮 三郎》
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