【カーエレ最前線】駐車中の“もしも”に備えるドラレコ選び

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今、もっとも注目度の高いカーエレアイテムの1つ、「ドライブレコーダー」について、セレクトにおける“傾向と対策”を解説している。今回は、上級機で搭載されることが多くなってきた「駐車時録画機能」について、多角的に分析していく。

これまでは、現在のスタンダード分析と、タイプ分析を行ってきた。今週と来週は、注目すべき“プラスα”的な機能について解説していこうと思う。

「ドライブレコーダー」は走行中の“もしも”を録画するための機器であるのだが、最近は、駐車中にも録画を行える機器が増えている。駐車中の録画は行えなくて良い、という場合には、機能がシンプルなスタンダードモデルをチョイスすればOKだが、駐車中の“もしも”にも対応させたいと考えるならば、当機能の有る無しは要チェックだ。

なお、「駐車時録画機能」は、大きく以下の3タイプに分類できる。

1・“動体検知”タイプ
2・“衝撃検知”タイプ
3・“常時録画”タイプ

1と2は、“もしも”があったときだけ録画するものである。このようなタイプは電源をセーブすることが可能で、その点ではメリットがある。ただしそれぞれ、以下のような側面も持っている。

1では、人通りの多いPAやコンビニの駐車場での使用には不向きだ。“もしも”ではない場合にも頻繁に反応してしまう。2は、衝撃がないタイプの“いたずら”には反応しない。“もしも”のすべてを拾い上げられないのだ。

それに対して、3の“常時録画”タイプは、“もしも”の見落としがないのが利点といえる。

ちなみに、これにもタイプがさまざまある。それは、録画可能時間の違いだ。内蔵バッテリーでこれを行うものは、録画可能時間は比較的に限定的だ。コンビニでの駐車時といった短時間駐車での対応、という意味合いが強くなってくる。とはいえ、電源確保のための別売ケーブルを用意する必要等がないので、導入がしやすい点はメリットだ。気軽に「駐車時録画機能」を付加させたいと思ったときには、こちらのタイプがおすすめだ。

一方、長時間の録画が可能なタイプもある。電源確保のための配線が必要となるが、機種によっては12時間の録画が可能なモデルもある。録画時間を自分で設定できたり、クルマのバッテリーの電圧が低くなると録画を自動停止する機能を持つものもある。長時間録画が可能なモデルがいいという方には、このようなタイプがおすすめだ。

今週はここまでとさせていただく。次週は、安全運転をサポートする機能について解説していく。次週もお楽しみに。

【カーエレ最前線】「ドライブレコーダー選びの“傾向と対策”」 Part.3「駐車時録画機能」

《太田祥三》

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