バイクで歩行者ひき逃げの男に懲役刑、無保険の隠蔽も認定

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今年2月、愛媛県松山市内の市道でバイクを運転中に81歳女性と衝突する事故を起こし、死亡させたとして、ひき逃げなどの罪に問われている58歳の男に対する判決公判が21日、松山地裁で開かれた。裁判所は懲役2年8か月の実刑を命じている。

問題の事故は2016年2月10日の午前5時50分ごろ発生している。松山市萱町4丁目付近の市道(幅員約4mの一方通行路、横断歩道や信号機なし)を歩いていた81歳の女性に対し、進行してきたバイクが衝突。女性は頭部強打などが原因で死亡したが、バイクを運転していた男は逃走。警察は目撃情報や防犯カメラ映像からバイクを特定し、3月14日に現場近くに住む58歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。検察は同罪で起訴していた。

21日に開かれた判決公判で、松山地裁の南うらら裁判官は被告のバイクが無保険だったことに触れ、「被告は金銭的事情から自賠責保険に入らず、無保険状態でバイクを乗り回すだけでなく、これを隠蔽する目的で他のバイクに貼られていた保険標章を流用するなどの工作をしていた」と指摘した。

その上で裁判官は「被告は失職することや逮捕を恐れ、被害者が重体となったことを認識しながら逃走した。バイクの無保険状態も隠蔽を図るなど、身勝手かつ自己中心的な犯行。刑事責任も重い」として、被告に対して懲役2年8か月の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

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