【BMW GROUP TOKYO BAY】ドライビングエリアでは限界性能体験も

自動車 ビジネス 国内マーケット
BMW GROUP TOKYO BAY
BMW GROUP TOKYO BAY 全 8 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)が、東京お台場地区にBMWとMINIのフルラインナップが展示、試乗できるブランド体験ショールーム、BMW GROUP TOKYO BAYをオープン。その広さは2万7000平米にも及ぶ。

【画像全8枚】

そのレイアウトは、センター棟を中心に右に行くとBMW、左に行くとMINIのエリアとなる。BMWエリアには28台の車両と10台のモーターサイクルが展示されるほか、サービスレセプション、iプラットフォーム、Mコーナー、Mインディビジュアル、イセッタバー、ライフスタイルショップなどが配される。

また、お台場の2020年の未来を体験してもらえるドライビングシミュレーターが設置されるのも大きな特徴だ。「仮に免許がなくてもどうやったらBMWの世界を体験してもらえるかを考え、本物の『i3』を展示。イグニッションをオンにし、ステアリング、アクセル、ブレーキ操作を行うとそれぞれセンサーが感知し、ドライビングシミュレーションができるものだ」と話すのは、同社BMW東京/大阪プロジェクトディレクターの伊集院正行氏だ。このデータは森ビルとタイアップし、3Dデータを作成。3分ほどのシミュレーションだがi3のワンペダルドライビングを体験できるプログラムを設置している。

MINIコーナーも同様に11台車両が展示され、BMWコーナーと同様の設備があり、JCWのコーナーも設置。MINI Hubというカフェもある。また、MINI最新のCIを取り入れ、天井や壁は黒だが、床は黒ではなくグレーのタイルが貼られる。伊集院氏は、「いままでMINIのショールームはポップなオレンジのフレームや、グリーンのイスがあったが、全部モノトーンに変更。MINI本社の意向で、ブランドのポジショニングを上げることを目的に導入された新しいCIが日本で初めてここで使われている」と説明。

ここでの一番のハイライトはドライビングエリアだ。ここは、M社の規定に沿い、散水栓を配置しスキットパッドやレーンチェンジ、フルブレーキングの体験ができるようレイアウトされている。「東京のど真ん中で一般公道では体験できない試乗を楽しめる。周囲をガードレールで囲み、FIA公認の衝突緩衝材を使い、安全性を十分に確保されている設備だ」と伊集院氏。更に、「東京都からも、どんどんタイヤ音を出して周りのお客さんが楽しめるようなデモをやってほしいとの話もある」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る