国土交通省、JALに厳重注意と再発防止を指示…乗務員の不適切な行為と管理体制に問題

航空 行政
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国土交通省は、日本航空(JAL)に運航乗務員の不適切な行為と不十分な運航乗務員管理があったとして航空局が厳重注意を行うとともに、必要な再発防止策を検討して報告するよう指示した。

国交省によると6月27日夜、当日の乗務を終えたJALの副操縦士が、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕、検察に送致され7月8日まで拘留された。この副操縦士が乗務予定であった6月28日午前7時35分発のJAL182便(小松空港発・羽田空港行き)は代替要員が確保できず欠航となり、当該便の乗客81人が別便への振り替えを余儀なくされた。

この副操縦士は、2010年11月、米サンフランシスコまでの乗務後滞在中のホテルで飲酒によるトラブルを起こしたことから、2011年5月に「社内管理」、「断酒」の条件付きで航空身体検査証明を受けていた。

国交省では、運航乗務員の不適切な行為と運航乗務員管理が不十分と判断、航空法第71条に反し、航空法第149条第1項第2号に該当するとともに、国土交通大臣の認可を受けた運航規程に違反するとしている。

航空局では、JALが再発防止を確実に実施し、安全運航体制が維持されるよう、引き続き厳格に指導・監督していくとしている。

《レスポンス編集部》

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