エアバスは、LCC(格安航空会社)大手のエアアジアが『A321neo』を100機確定発注したと発表した。
発注契約はファーンボロ国際航空ショーで、エアアジア グループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)とエアバスのファブリス・ブレジエ社長兼CEOの間で締結した。
エアアジアが「A320」ファミリーの最大機種を発注したのは今回が初めて。全席エコノミークラスの客室仕様で最大240席を装備するA321neoは、同クラスの中で最も低い運航コストを提供しながら旅客輸送量を増加させることができる。
今回の発注によってエアアジアのA320ファミリーの合計発注数が575機となり、エアバス単通路型機を運航する最大の航空会社となる。これまで170機以上のA320を引き渡しており、マレーシアやインド、インドネシア、フィリピンで運航されている。
A320ファミリーはこれまで約1万2600機の受注を獲得し、約320社の顧客に7100機以上を引き渡しているベストセラー単通路型機。A320neoファミリーは新型エンジンや大型のウイングチップであるシャークレットを装備し、燃費を15%削減する。さらに2020年までには客室やエンジン技術の改良によって20%の燃費削減を見込む。