HEREとSBDが白書「自動運転のスムーズな移行に向けて業界は結束を」

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メルセデスの自動運転バス
メルセデスの自動運転バス 全 3 枚 拡大写真

HEREとSBDは共同で、新たな自動化レベルにスムーズに移行するために自動車業界が連携を強化する義務があるとの白書を発表した。

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白書の共著者であるSBDのディレクターを務めるアンドリュー・ハート氏は「自動運転車は、長期的にはモビリティに大変革をもたらし、交通の安全を根本的に向上させるものとして期待されているものの、完全自動運転車への道のりは険しく、短期的には予期せぬ課題が生じる可能性がある」と指摘。その上で「自動車業界と道路交通当局は、消費者の信頼を得て新しい技術の社会的恩恵を受けるため、トラブルを避けて通ることができるよう、一丸となって慎重に取り組むことが必要」と提言する。

白書によると、自動運転車が交通渋滞に及ぼす影響の大きさを判断する要素は主に2つ。1つは自動車の自動化レベルで、もう1つは対応する利用者の導入レベル。

利用者の導入率が低い場合、基礎的レベルの自動化は、交通渋滞の緩和にわずかにプラスの影響をもたらす一方で、より高いレベルの自動化は渋滞に悪影響をもたらしかねない、と警告。

白書では、移行期間中の渋滞の増加を緩和するため、各自動車が自車のみ責任を持つ「各社それぞれ」の自動化を捨て、協調型の自動運転車に転換するよう自動車産業全体に強く要請している。

これには情報サイロを取り壊し、地方、州、国家レベルの道路交通当局と連携した自動車、道路網、インフラのデータ交換を確立するための正式な取り組みが肝要としている。

HEREのシニアプロダクトマーケティングマネージャを務めるキャリー・コックス氏は「自動車と道路のセンサデータを組み合わせた力、自動運転車、高度なリアルタイムのロケーションサービスは、最終的には交通渋滞を減らす」と予想する。

必要なデジタルインフラストラクチャを大規模に構築する観点から、目標到達に必要なのは、自動車産業にいる全員に行動を呼びかけることし「ドライバーや道路運用者といった人たちがシームレスに自動運転車の時代に移行できるようにするためには、広範にわたる協力が不可欠」としている。

SBDによれば、2016年には欧州、米国、中国で車間距離制御、自動緊急ブレーキ、車線逸脱防止などの運転支援システムを搭載した自動車が1100万台出荷されると予想。2020年から自動車メーカーは、ドライバーが自動車に制御を託すことのできるレベル4~5の自動化を実現した、新世代の自動運転車を発売すると見ている。

《レスポンス編集部》

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