300台のハーレーが阿蘇に集結! 復興願う

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九州有数のツーリングコースである阿蘇にハーレー約300台が集結。
九州有数のツーリングコースである阿蘇にハーレー約300台が集結。 全 14 枚 拡大写真
今年4月に発生した熊本地震からの復興を願って7月24日、ハーレーダビッドソン ライダーによる被災地支援の環を広げるためのチャリティイベント『Wings over Kumamoto』が、らくのうマザーズ阿蘇ミルク牧場特設会場にて開催された。

前日の23日から、九州はもとより西日本各地からハーレーライダーが続々と集まり、約300台が阿蘇地域をパレードラン。沿道から手を振るシーンも見られ、周辺地域は和やかなムードに包まれた。

ライダーによる、熊本地震からの復興を願う集いを思いついたのは、ハーレーダビッドソンの正規販売店である神山モータース(熊本市北区)の神山宗一郎社長。神山社長はこう言う。

「阿蘇周辺はバイク乗りたちに聖地とも言われるほど特別なエリアでして、走りやすさはもちろん、絶景ポイントもたくさんあって、全国的にも有名なツーリングスポットです。シーズンになれば、いつもたくさんのライダーで賑わっていましたが、地震後はライダーたちの姿を見かけることがめっきり少なくなってしまい寂しく思っています」

「いろいろな方面から、『熊本は、阿蘇は、おたくのお店は大丈夫なの?』と励ましの声を全国からいただいて、我々が元気であることをアピールするためにも7月にイベントを開けたらいいなって思っていたところに、ハーレーダビッドソンジャパンがともに開催しようと提案してくれ、今回のチャリティイベントが実現しました」

「今回のイベントが、バイク乗りたちがまた熊本、阿蘇に戻ってくる機会になればいいなって思っています。熊本の市内はだいぶ戻っていますけど、阿蘇周辺はまだ通過できない道路があるなど完全な復興にはほど遠いところでありますが、そればかりを言ってもいられませんので、動ける方はたくさん熊本方面にいらしていただいて楽しんでほしいと願っています」

このイベントには九州一円および山口県のハーレーダビッドソンの正規ディーラーが参加。前日から押し寄せたハーレー乗り、バイクファンらに笑顔が絶えることはなかった。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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