三菱重工、7期ぶりに最終赤字…MRJ開発負担増や三菱自の業績悪化影響 4-6月期決算

自動車 ビジネス 企業動向
三菱重工 ターボチャージャー
三菱重工 ターボチャージャー 全 2 枚 拡大写真

三菱重工業が発表した2016年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、四半期損益が121億1400万円の赤字に転落した。

[写真:MRJ(三菱リージョナルジェット)]

前年同期は355億4000万円の黒字で、第1四半期の最終赤字は7期ぶり。円高で推移した為替や燃費不正による三菱自動車の業績悪化が影響した。

売上高は前年同期比9.0%減の8472億8100万円と減収となった。防衛・宇宙事業は増収となったものの、交通・輸送事業、エネルギー・環境事業、機械・設備システム事業が減収となったため。

営業利益は、民間航空機が円高で減益となったほか、MRJ開発費の増加などの影響で同57.7%減の249億0300万円と大幅減益となった。経常損益は166億0800万円の赤字となった。為替差損で141億円、三菱自動車などの持分法損失で207億円の減益効果を見込むため。

通期業績見通しは、売上高は為替レートを変更したことなどから前回予想から1000億円マイナスの4兆3000億円に下方修正した。収益も営業利益が200億円減の3300億円、経常利益が500億円マイナスの2800億円、四半期純利益が300億円マイナスの1000億円となる見込み。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  4. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  5. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る