住友ゴム、純利益281億円で過去最高を更新も通期は下方修正 中間決算

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住友ゴム工業(イメージ)
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住友ゴム工業は8月8日、2016年1~6月期(第2四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高3735億6600万円(前年同期比-3.9%)、営業利益307億8200万円(+5.2%)、経常利益276億5800万円(-10.9%)、純利益281億0700万円(+40.5%)だった。

国内市販用タイヤは、ダンロップ「エナセーブ」シリーズや低燃費タイヤ「LE MANS 4」を中心に拡販に努めたことで、販売数量、売上高は前年同期を上回った。国内新車用タイヤは、自動車生産台数が前年同期を下回ったため、販売数量、売上高は前年同期を下回った。

海外市販用タイヤは、グッドイヤー社とのアライアンス解消により自由度が増した北米・欧州をはじめ、中近東、アフリカ、中南米などで販売を伸ばしたが、円高影響により売上高は前年同期を下回った。海外新車用タイヤは、タイや南アフリカに加えて、昨年から納入を開始したブラジルで販売を伸ばしたことなどから、販売数量は前年同期を上回ったが、円高影響により売上高は前年同期を下回った。

タイヤ事業の売上高は、3204億6300万円(-3.5%)、営業利益は274億4500万円(-0.3%)で減収減益となったが、スポーツ事業が円高による仕入コストの減少などにより、営業利益は25億9900万円(+189.8%)の大幅増。全体では5.2%の営業増益を確保した。

経常利益はグッドイヤー社とのアライアンス解消に伴い、北米・欧州における合弁会社からの持分利益計上がなくなったことや、円高による為替差損の発生などで減益となったが、第1四半期にてグッドイヤー社などの株式売却を行ったことによる特別利益の計上や、繰延税金資産の計上により税負担が減少したことなどにより、四半期純利益は81億0700万円(+40.5%)と、過去最高値を更新した。

通期業績見通しについては、円高進行などの環境変化により、業績が計画を下回っていることから下方修正。売上高8100億円(前年予測比-500億円)、営業利益700億円(-100億円)、経常利益660億円(-110億円)、純利益535億円(-35億円)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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