【新聞ウォッチ】スズキ、富士重株を売却…スバル店ではダイハツ車販売へ

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富士重工本社(東京)
富士重工本社(東京) 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

[写真:スズキ・パレーノ]

2016年8月9日付

●「象徴の務め困難に」天皇陛下生前退位を示唆、高齢・手術で「体力低下」(読売・1面)

●イチロー「とても満足」米通算3000本安打(読売・1面)

●スズキが富士重株売却へ(読売・8面)

●デルタ航空システム障害、日本含め各地で運航乱れ(日経・7面)

●自動運転で買収・提携、ボルボ社長、「IT企業を検討」(日経・6面)

●スバル店でダイハツ車、富士重、今秋にも「軽」全車種(日経・11面)

ひとくちコメント

リオデジャネイロ五輪が始まり、昼と夜の生活リズムが逆転していることはきのうも触れたが、大きなニュースは「Rio2016オリンピック」ばかりではない。海外では大リーグ・マリナーズのイチロー外野手が史上30人目の通算3000本安打という偉業を達成。国内では天皇陛下が、国民に向けたビデオメッセージで、象徴としての務めに関する「お気持ち」を表明された。

きょうの各紙は「生前退位、強いご意向」として、天皇陛下のお気持ちを1面トップのほか、総合面、社会面、社説などで掲載している。陛下が「生前退位」の意向を強くにじませる内容については軽々には語れないが、国民の多くが重く受け止めながら胸に響いたことだろう。

経済面をみれば、今週から多くの企業が「夏休みモード」に突入したこともあり、ニュースが少ない。それでもきょうの各紙は、スズキが保有する富士重工業株(発行済み株式の1.75%)を売却することを報じている。スズキが発表したもので、富士重工が自社株買いで引き取り、売却益は468億円で、16年9月中間連結決算に特別利益として計上するという。

また、富士重工も、スズキ株(1.18%を保有)の売却を検討しており、両社の資本関係は完全に解消されることになる。

そんな中、日経によると、富士重工が、軽自動車販売でダイハツ工業との連携を強化すると伝えている。今秋にもスバル販売店でダイハツブランドの軽自動車全車種の販売を始めるほか、OEM(相手先ブランドによる生産)調達に新たにダイハツの人気車種『タント』を加えるという。

「富士重は品ぞろえを増やして顧客ニーズに応え、ダイハツは販路を広げることで販売台数の積み増しを目指す」と日経は伝えているが、それには異論もあるスバルユーザーも少なくないだろう。

ダイハツといえば、8月1日にはトヨタ自動車の完全子会社として再出発したばかり。絶好調の富士重を含めてグループでダイハツを救済する意向はわからなくもないが、販売店でのブランドの棲み分けはどうするのか、疑問視される。【お詫び】昨日、編集部の誤操作により「新聞ウォッチ」が公開されませんでした。読者と筆者の福田俊之さんにお詫び申し上げます。

《福田俊之》

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