年内にはDSブランド専用のショップをオープンしたい…プジョー・シトロエン・ジャポン社長

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プジョー・シトロエン・ジャポンのクリストフ・プレヴォ社長
プジョー・シトロエン・ジャポンのクリストフ・プレヴォ社長 全 8 枚 拡大写真

DSブランドがシトロエンから独立し、海外同様日本でも近々DSのみのブランドショップをオープンさせたいという。

そもそも本国のPSAグループは日本市場をどう評価しているのか。プジョー・シトロエン・ジャポンのクリストフ・プレヴォ社長は、「参入するにあたって、どちらかというと閉鎖的で、難しく簡単に入れる市場ではない」という。また、「サービス面をはじめ、製品そのもののクオリティが高レベルで求められる。そういったニーズを踏まえ、その市場にあったものを出すのは非常にチャレンジングであると同時に、そこを目指すことで我々のレベルもワンランクアップ出来る」と話す。

そのユーザーニーズについてプレヴォ社長は、「特にプレミアムユーザーは要望が高い。この難しい市場の中で、日本のユーザーの要望に応えられてこそ、我々フランス流のラグジュアリアスなものを伝えていくという戦略が実現出来る」と述べる。

また、「日本はラグジュアリアスなものに対する消費意欲、更には消費量が高い国だ」とプレヴォ社長。そこで、「クルマに対する要望と、ラグジュアリーをマッチングさせDSブランドに凝縮することが、一番の戦略になるだろう」と話す。

その戦略は3つのステップがあるとし、現在は3つ目に位置するという。最初はシトロエンブランド内のラグジュアリーバージョンとして誕生し、次に、DSブランドとして独立。そして、「DSをよりラグジュアリアスに、よりモダンにしたものが現在のステップだ。今後はラグジュアリーさや、エクスクルーシブ感をより出していこうという戦略だ。具体的には、サプライズ感や斬新さが盛り込まれたものになるだろう」とし、「ファーストステップとセカンドステップでは大きな違いが出ているが、サードジェネレーションでは更にあっといわせるものが出てくるだろう」と期待を煽る。

そして、本国ですでにオープンしているDSブランドショップ、“DSストア”については、「現在プランニングが進められている。日本各地で相応しい街を10か所選択し、そこを優先的に考えている。上手く行けば年内に具体化出来るかもしれない」とするが、「場所は非常に重要なので、妥協はしない。作るからにはきちんとしたものを作りたいのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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