【ストップ 粗悪修理】パテを剥がしたら不正な修理跡を発見!…不完全修復の全貌 その6

自動車 テクノロジー 安全
写真1
写真1 全 5 枚 拡大写真

本記事では、BSサミット事業協同組合・業界問題委員会を中心に収集している他社工場での粗悪修理の事例を紹介していく。

目の届かない部分における手抜き処置や、質の低い作業など、粗悪修理の行われた車両は、命の危険も伴う。今後このような不具合車両が無くなるよう、安全で適切な修理を行うことの重要性を呼びかけていきたい。

パテを剥がしたら不正修理の跡が!

右フロント周りの損傷事故で入庫した車両。損傷をチェックした結果、右フロントのサイドメンバー前側部にパテ付けした跡があった。パテを剥離したところ、写真のように不正修理の跡が見つかった。

エアバッグに危険な問題あり!

エアバッグの展開で、エアバッグハーネスのコネクターが熱で溶けていた事例。エアバッグハーネスのコネクタはハーネスとセットになっており、ハーネス単体での価格は20万円。このケースでは、エアバッグ交換のみで終わらず全て交換となった。

過去の修理で接合部の強度が不足!

左側面の事故で入庫した車両。過去の修理作業でリアフェンダーパネルが交換されていたことが判明。そのときの修理で接合部の強度が不足していたようで、サイドシルパネル接合部が剥がれていた。

過去修理が原因でサビが! いずれ破損する可能性あり

事故で入庫した車両。点検を行ったところ骨格部にサビが見つかった。このサビは、入庫した損傷個所とは別の部位だった。この状態では、いずれ骨格部はサビの影響などで破損してしまう可能性が高い。カーオーナーは「当然、修理してあるはず」と思われていたため、事実を知って強いショックを受けられていた。

《カーケアプラス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  3. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  4. 「存在感ハンパない」DSの新型フラッグシップ『N°8』が「唯一無二な印象」など話題に
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る