2020東京五輪に向け、3棟のホテル…羽田空港第2ゾーン開発[フォトレポート]

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2020東京五輪に向け、新たに3棟のホテルなどが建つ羽田空港第2ゾーン開発エリア
2020東京五輪に向け、新たに3棟のホテルなどが建つ羽田空港第2ゾーン開発エリア 全 24 枚 拡大写真

東京モノレールに乗ると、羽田空港国際線ターミナル駅と整備場駅の間で、多摩川沿いに基礎工事がすすむ建設現場が見える。「羽田空港第2ゾーン開発」の地だ。国交省は7月、この敷地の具体的な計画概要を発表。ここに東京五輪にあわせたホテルが建つ(写真24枚)。

現場は、東京モノレールや環八通り(都道311号)と多摩川にはさまれた4.3ヘクタールの土地。ここにはもともと羽田東急ホテルが建っていた。同ホテルは、1964年の東京五輪開催直前に開業し、2004年に閉館。建物は解体されて、いったん更地になった。

次の2020東京五輪に向けて建てられるホテルは、「ラグジュアリー」(154室)、「ハイグレード」(644室)、「スタンダード」(906室)の3棟。ともに12階建てで、総客室数は1704室。ホテルのほか、国際線ターミナルとつなぐアクセス通路、バンケットルーム、イベントホール、イベントシアターなども整備する。運営は住友不動産、住友不動産ヴィラフォンテーヌ、住友不動産ベルサールなど。

現場では、多摩川に沿っての護岸工事や、基礎工事がすすむ。護岸エリアではプロムナードなどが出現。敷地の西側には、羽田空港船着場があり、人の出入りが見えた。この船着場付近は、もともと三愛石油が所有管理していた地。この船着場も今後、都心や横浜方面を結ぶ新たな空港アクセスの可能性を含む。

国交省が公開した完成図には、このエリアでくの字に大きく曲がっていた道路が消え、多摩川沿いに移設されるイメージが描かれ、「第2ゾーン隣接道路については、2017年度年度末供用開始予定」と記されていた。これに接するようにバスターミナルができ、ラグジュアリーホテルとハイグレードホテルが多摩川・富士山の眺望が期待できるような並びで建つ。

《レスポンス編集部》

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